(日記2009年11月26日15:13)
私の「人の気持ちが読めない」悩みは、
実生活の職場や近所付き合い、いたるところで弊害になっている。
息子には、ちょくちょく相談していた。
彼も26歳になり、数少ない私の理解者である。
前回の休暇で帰省していた時、彼はこんなふうに言った。
『お母さんはね、”人の気持ちを読む”っていうスキルでは初心者なんだよ。
ネトゲで言えばね、
キャラレベルは充分上がって、他のスキルもそこそこ普通に習得して上がってるのに、
「気持ちを読む」っていうスキルだけがレベル1のままの状態。わかる?
ほらMUでもCABALでも、キャラのステータス画面あるでしょ。』
私は私の頭の中の
「C」のキーをポチっと押してみた。
なるほど、と思った。
・・・
それにしても
レベル1ってのは、あんまりじゃないか?
アンタ息子だろが。
せめてレベル2とか3くらい言えよ、と思ったのは内緒だけど。
まぁレベル1だろうが3だろうが、
このキャラレベル(年齢)と比較して、ほぼ上がってないに等しいのは間違いないと思う。
一方、
私が習得しているソロスキルの中で
”こだわる”というスキルの上がり方は異常だろうな、と思った。
この部分だけメーター振り切れてしまってるのを容易に想像できる。
実際、役に立っているとは思えないスキルなんだけどね。
息子は、こうも言った。
『世の中の大抵の大人は、
お母さんより(このスキルに関しては)ずっと上級者なんだと思ったほうがいいよ。
初心者のお母さんがこのスキルを使いこなそうと、
いくら背伸びしてジタバタもがいてもね、
上級者の人には絶対かなわないと思うよ。
あまりのレベル差ありすぎで、通用しない。
ここはもう、申し訳ないけど、話し方をお母さんのレベルに合わせてもらうように、相手に頼み込むしか手は無いと思うよ。
相手と意思の疎通を図りたいのなら、ね。』
手厳しいが、なるほどと思った。
スキルレベル1の者が下手に上級者の「気持ちを読もう」としても、
ちゃんと読めるはずもない。
話が噛みあっていなかったり、間違った解釈ばかりなのも当然というわけだ。
妙に納得した。
私のほうでできることは、他になさそうだ。